ThoughtSpotがModeを買収:データチームが生成AIをビジネスインテリジェンスに活用できるように支援

ThoughtSpotでは、業界を問わずあらゆる規模の企業において、行動に結びつくパーソナライズされたデータドリブンなインサイトを活用して、すべてのナレッジワーカーを支援することがどれほど重要であるか認識しています。こうしたインサイトは、適切なビジネス上の意思決定を行い、成長を加速し、ユーザーが繰り返し利用したくなるような顧客エクスペリエンスを実現するための秘訣となります。 

しかし、データチームに過度な負担を強いることなく、どのようにしてビジネスユーザーにセルフサービス分析を拡大すればよいでしょうか。また、ビジネスチームがレポートやダッシュボードの微調整に延々と時間を費やすことなく、データの次の10年で優位に立つための実際の業務に集中できるようにするには、どうすればよいでしょうか。 

こうした疑問に取り組んだことがあれば、簡単な解決策がないことはご存じでしょう。しかし、これからは違います。

本日、Modeを2億ドルで買収したことを発表いたします。Modeは、データチームが自信を持ってすばやく、しかも容易に組織全体のビジネスユーザーに生成AIの機能をもたらせるようにする、最新のビジネスインテリジェンス(BI)プラットフォームです。

ThoughtSpotとModeがデータチームとビジネスユーザーにもたらす、これまでとは異なるBIエクスペリエンス

/ThoughtSpotとModeの連携により、経験したことのないビジネスインテリジェンスがもたらされます。この共同プラットフォームは、統一されたつながりのある方法でビジネスユーザーとデータチームの両方にサービスを提供します。初期のアドホックなコードファーストのデータ探索から、管理されたセルフサービス分析まで、データのライフサイクル全体にわたって、インサイト主導型の意思決定を企業全体で実現します。

製品の面から見ると、どうでしょうか。まず、お客様のために絶え間ないイノベーションを創出することが最優先事項であると申し上げておきます。データチームに柔軟性とコードの力をもたらし、影響力が強く価値の高い分析を組織に提供することは、生成AIをビジネスに取り入れる上で非常に重要です。Modeが提供してきたあらゆる最先端の機能を踏まえて構築していくよう継続的に取り組むと同時に、データのライフサイクル全体にわたって革新的な新機能を提供します。

このライフサイクルは、データチームがデータセットを処理するコードファーストなアプローチから始まり、ビジネスユーザーがインサイトを作成してLiveboardでどこからでも詳細を確認できる自然言語検索インターフェイスで終わります。さらに素晴らしいのは、データチームが探索用に取り込んだ作業内容が自動的にセマンティックモデルの基盤となり、管理されたAI活用の分析が組織の他のチームにもたらされる点です。ここでは、最も有益と思われる機能をいくつかご紹介します。

  • 拡張されたデータワークスペース:Modeとの統合により、世界水準のSQL IDEと、連携されたPythonおよびRノートブックを活用して、ThoughtSpotのデータワークスペースを大幅に加速および拡張して高度な分析を実現します。

  • 高度なデータビジュアライゼーション:Modeのビジュアルエクスプローラーを使用すると、アナリストやデータ専門家は、データのより多くの側面を視覚的に調査してクエリを作成し、そのチームが反復しながら、簡単な方法でコードからビジュアライゼーションにシームレスに移行できるようにします。

  • 強化されたコラボレーション:ThoughtSpotの自然言語検索とModeのコードファーストなエクスペリエンスにより、ビジネスユーザーとデータアナリストが容易にコラボレーションを行ってインサイトを共有できるようになり、効率化の促進とディシジョンインテリジェンスの向上が実現します。

  • データチームのためのAIを活用した探索:ThoughtSpotは、Modeと連携してグラフ作成およびLiveboardのAIアシスタントの開発を加速させることで、ユーザーが自然言語を使用して簡単にグラフを構成および編集できるようにし、主要なダッシュボードツールであるTableauやPowerBIの機能を満たすだけでなく、それらを超える豊富なビジュアライゼーション、レポート、グラフ作成オプションを提供します。

  • 優れたピボットテーブルおよびスプレッドシートのグラフタイプ:Modeとの統合により、ThoughtSpotはより多くのスプレッドシートおよびピボットテーブルの機能を提供できるようになり、ユーザーは他のクラウドスプレッドシートBIベンダーによって提供されるものと同等のエクスペリエンスが得られるほか、ThoughtSpotプラットフォームに広範にわたってアクセスできるようになります。

  • 堅牢かつ再利用可能なデータモデル:Modeで完成させたデータセットは、ThoughtSpotの自然言語検索で自動的に利用可能になります。このため、エグゼクティブから最前線にいる意思決定者まで、あらゆるビジネスユーザーがコードを一切記述せずにデータに関する質問をし、回答を得て、アクションを実行できます。 

これは、延々と続くダッシュボード作成の終わりであると同時に、企業のデータ文化の真の変革の始まりであり、収益に大きな影響を与えます。 

働き方や場所を問わず、時間を節約して成果を上げる

Doordash、Shopify、Lyft、Conde Nastなどの大手企業からの信頼を得ているModeのコードファーストなアプローチと、ThoughtSpotの直感的なAIを活用した検索機能と組み合わされた大規模なビジュアライゼーションライブラリにより、データチームとビジネスユーザーは真のビジネス成果を促進するクラス最高の分析エクスペリエンスを得ることができます。

統合されたPythonおよびRのノートブックで集中して詳細を掘り下げて高度な分析を行う場合も、次のQBRで提示するためにインタラクティブなLiveboardを作成する場合も、ThoughtSpotとModeなら、誰もが容易にデータ分析を理解できるようになります。データチームとビジネスユーザーはさらに踏み込んで、背景を踏まえたコラボレーションを容易に行うことができるため、やり取りやインサイトが障害に阻まれることはありません。 

そして、これはまだほんの一部です。この最新のデータエクスペリエンスは、ビジネスインテリジェンスツールを越えて拡張され、チームで既に使用されているプロセスやツールにデータドリブンなインサイトを組み込みます。この直感的な分析エクスペリエンスをワークフローにシームレスに埋め込んだり、Slackや、Googleスプレッドシート、Excel、Microsoft Teamsなどの生産性アプリで直接インサイトを扱ったり、収益化できるまったく新しいデータアプリを構築したりすることを想像してみてください。ThoughtSpot EverywhereやThoughtSpot Monitor for Mobileを使うと、こうしたデータに関する夢を実現できます。

ThoughtSpotとModeでインサイトを10倍に

ビジネスユーザー向けのコードフリーの分析エクスペリエンスや、データチーム向けのコードファーストなツールを検討している場合は、ThoughtSpotとModeがサポートします。生成AIを活用した分析の時代を逃さないようにしましょう。今こそ、ビジネスインテリジェンスを見直し、モダンデータスタックへの投資の価値を最大限に引き出す時です。