[米国リリース抄訳] ※当資料は、2022年10月27日に弊社米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。
カリフォルニア州マウンテンビュー — 2022年10月27日 – モダンアナリティクスクラウド企業のThoughtSpotがSapio Researchと共同で行った新たな調査で、ビジネスユーザーの92%は表計算ソフトのデータを理解するための処理を必要としているにもかかわらず、その40%は多くの場合、データを理解するのに苦労していることが判明しました。表計算ソフトは至る所で利用されていますが、多くのユーザーは有効活用するのに苦労しており、これによって多くの潜在的価値が失われています。
ビジネスツールセットの主流であり続ける表計算ソフト
表計算ソフトは現在のオフィススイートの中で最も広く使われており、平均的なナレッジワーカーはその作業に月20時間以上を費やしていることが今回の調査で判明しました。最も一般的なのはExcel(85%)で、Google Sheets(55%)、Apple Sheets(18%)、Zoho Sheets(11%)と続きます。ユーザーはさまざまですが、回答者は使用例のトップにデータ分析(63%)を挙げており、以下、財務会計(51%)、販売(40%)、HR(30%)、マーケティング(24%)となっています。
このように普及しているのにもかかわらず、多くのビジネスユーザーは表計算ソフトのデータと格闘し続けています。ほとんどすべての回答者(92%)は、表計算ソフトのデータを理解するための処理を必要としており、1つのデータセットに平均1時間かけています。銀行・金融などの業種ではこれよりも長く、データの理解に約3時間費やしています。
表計算ソフトのデータ分析に多くの時間をかけているにもかかわらず、表計算ソフトのスキルを「上級者」以上だと回答したのはわずか30%でした。
多くの時間を費やしているのにもかかわらず、70%のユーザーは自分自身を表計算ソフトの「上級者」や「熟練者」だと考えていない
表計算ソフトの習熟度は、性別、地域、業種によって大幅に異なります。操作に自信があると考えている男性(42%)は女性(21%)の2倍です。差が最も大きかったのは、自分自身を「習熟度が高い」と考えている米国の男性と、習熟度は低いと考えているオーストラリアの女性(16%)です。米国の労働者の半数近く(47%)は、表計算ソフトの習熟度を平均的と考えており、これはイギリス(25%)やオーストラリア(18%)の2~3倍です。また、米国の回答者は自分自身が考える習熟度で第1位ですが、その50%は表計算ソフトのデータを理解するのに苦労しています。この数字は、オーストラリアでは34%、イギリスでは36%です。
習熟度にかかわらず、大部分のオフィスワーカーは表計算ソフトのデータ処理に多大な時間と労力を費やしています。これは、表やグラフの作成といった初歩レベルのユーザーでも、データ分析などの高度な機能でも同じです。表計算ソフトで最も使用されているは、縦横列(59%)、数式(50%)、データのフィルター(44%)など、基本的と考えられる機能です。大部分のオフィスワーカー(87%)は表計算ソフトのデータからグラフや表を作成していますが、その作業が非常に簡単だと回答したのは半分以下(44%)でした。平均的なユーザーは、1つの表を作成するのに20分以上かけています。VLOOKUPやピボットテーブルなどの高度な機能やツールの使用度は低く、慣れ親しんでいると回答したユーザーは3分の1にも届きませんでした。このような困難は一様ではありません。平均40%の労働者が表計算ソフトのデータを理解するのに苦労していますが、電気/ガス/水道(60%)、観光(50%)、IT/テクノロジー(49%)などの業種は特に悪戦苦闘しています。
表計算ソフトには生きたデータが必要
表計算ソフトの機能を最大限に引き出すには、多くの場合、最新データの活用が必要です。しかし、多くのユーザーはデータを手作業で検索するか、その作業を社内のデータ専門職に依頼しています。データが自動的にシートに追加されるようにしているのは、ユーザーのわずか34%です。米国の企業は進んでいて、データを自動的に表計算ソフトに追加するようにしているとユーザーの半数が回答しています。この数は、イギリスやオーストラリアではユーザーのわずか4分の1です。
「表計算ソフトは誰もが使いこなせるわけではありません。データアナリストと一口に言っても色々な種類がありますが、表計算ソフトの習熟度も人によって異なります。数十億人に上るGoogle Sheetsのユーザーはモダンアナリティクスを表計算ソフトで展開していますが、多くの人にとっては質問し、データをすばやく可視化するのは非常に難しいことが今回の調査で明確になりました。そこで、表計算ソフトのデータをもっと使いやすく、アクセスしやすくするにはどうすればいいか?という疑問が浮かび上がるのです。」と、ThoughtSpotプロダクトマーケティング部門シニアバイスプレジデントのSean Zinsmeisterは語っています。「それがThoughtSpot for Sheetsの狙いです。直感的な検索、ドリルダウン、可視化をGoogle Sheetsのユーザーが利用できるようにして、あらゆる意思決定をデータで裏付けられれば、セルフサービスアナリティクスが誰にとっても真の意味で現実となります。」
従来、表計算ソフトでのデータ分析には、操作方法などの深い知識や、アナリティクスソリューションへのデータの移行が必要でした。ThoughtSpot for Sheetsは、検索とドリルダウンをGoogle Sheetsで直接行えるようにすることで、このプロセスを大幅に簡素化します。詳しくはこちらをご覧ください。
調査手法
ThoughtSpotは、仕事で表計算ソフトを使用する労働者を対象に、その習熟度、使用例、表計算ソフトのデータにかける時間に関する調査の実施をSapio Researchに依頼しました。Sapio Researchは、2022年10月、オーストラリア、イギリス、米国の1,001人のオフィスワーカーを対象に、メールでの調査参加依頼とオンライン調査を行いました。
ThoughtSpotについて
モダンアナリティクスクラウド企業のThoughtSpotは、最も使いやすい分析プラットフォームによるファクトドリブンな世界の実現をミッションとして掲げています。ThoughtSpotを使用すると、誰もが検索とAIを活用してデータからインサイトを入手し、クラウドデータエコシステムの最先端のイノベーションを活用できます。企業は、モダンデータスタックの力を全社的に利用し、データの価値をパートナーや顧客に届け、業務プロセス全体を自動化できます。ThoughtSpotは、クラウドプラットフォームの種類にかかわらず、組織内の誰もがライブデータに制限なくアクセスし、アクションに結びつくきめ細かいインサイトを簡単に獲得できるようにします。顧客は、ThoughtSpotのウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションで全従業員の意思決定を改善できます。開発者が使いやすいThoughtSpotのプラットフォーム、ThoughtSpot Everywhereでは、モダンアナリティクスクラウドを自社の製品やサービスに活用し、ユーザーと深いつながりを築いて定着させることが可能です。BT、T-Mobile、Snowflake、HubSpot、ExxonDaimler、Medtronic、Hulu、Royal Bank of Canada、Nasdaq、OpenTable、Metromile、Workato、Nationwide Building Societyなどの組織が、従業員や顧客によるデータの活用に変革をもたらすために、ThoughtSpotを利用しています。ThoughtSpotを是非お試しください。
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