[米国リリース抄訳] ※当資料は、2023年6月26日に弊社米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。
カリフォルニア州マウンテンビュー – 2023年6月26日 - AIを利用したアナリティクス企業のThoughtSpotは、データチームとビジネスチームを連携させてインパクトを高める最新ビジネスインテリジェンス(BI)プラットフォームのMode Analyticsを2億ドルの現金株式取引で買収する正式契約に署名したと本日発表しました。買収の締結により、ModeはThoughtSpotの完全所有子会社となります。両社のテクノロジーをアナリティクスツールの汎用パッケージ化することで、世界各国のデータチームは生成AIで確信をもってビジネスインテリジェンスを変換し、すばやく確実に、規模を拡大してビジネスに価値をもたらせるようになります。
今回の買収は、ThoughtSpotが達成した数々の記録に続いて発表され、その成長をさらに加速させます。ThoughtSpotでは昨年度、Verizon、CVS、Anthem、Capital One、Snowflake、ComcastなどのグローバルエンタープライズとWellthy、Modern Milkman、Huelなどのデジタルネイティブ企業の両方がクラウドにあるデータを効率的に活用できるように支援し、SaaSの年間経常収益が100%増加しました。
今回の買収により、ThoughtSpotの年間経常収益は1億5,000万ドルを超え、顧客ベースは2倍に増加します。両社の顧客はほとんど重ならないため、各社の製品を顧客に提供する新たな機会がどちらにも生まれます。また、Modeの存在がThoughtSpotの国際的な市場プレゼンス、広範なチャネル、パートナーアライアンス全体に拡大されます。
互いを補完する能力でデータを収益に変える
規模、成熟度、産業にかかわらず、どんな企業もビジネスの展開にデータを利用する必要性を認識しています。状況に即した信頼性の高いインサイトを全社的に提供している企業は、競合他社に比べて1.1~1.3倍の速度で収益が成長しています。このようなメリットにもかかわらず、データチームに負担をかけずにビジネスユーザーがセルフサービスアナリティクスを利用できるようにするという課題は、ほとんどの企業で克服されていません。生成AIはデータの民主化の加速を保証しますが、データチームにはデータを準備し、セキュアで統制された正確なシステムをビジネスユーザーにデプロイするというプレッシャーがかかります。
ThoughtSpotとModeの利用で、データチームはビジネスインテリジェンスをAIファーストへと転換できます。同時に、障壁を減らし、インサイトへのアクセスを拡大して、確実なビジネス成果につなげます。企業は、コードファーストなアナリティクスからコードフリーのデータ探索へのすばやい移行もその逆も可能なので、信頼性の高い統制されたセルフサービスアナリティクスでスピードとコードの柔軟性の両方を顧客に提供できます。
多数の革新的な企業のデータチームは、Modeのコードファーストエクスペリエンスを利用して、ビジネス部門に新たな質問が浮かび上がっても即座に答えられます。アナリストは、SQL、R、Pythonなどが統合されたコードファーストツールと高度な可視化ツールの連携で、あらゆるクラウドデータプラットフォームでローデータを高いインパクトをもたらせるように使用するという柔軟性と選択肢を手にします。ThoughtSpotの業界をリードするAI能力により、データチームにはAIへのアクセスが拡大され、どんなアナリストでもModeを使用すると最高のアナリストと一緒にプログラミングをしているように感じられます。
ロバストで再利用可能なデータモデル、すなわちデータセットもすばやく効率的に作成し、モデル化されたデータをThoughtSpotの直観的なプラットフォームに取り込めます。そこでは、エグゼクティブからフロントラインの意思決定者に至るまで、あらゆる種類のユーザーがAIによる自然言語検索を使用して、友人や同僚とチャットするような気軽さでデータに関する質問を行い、回答を得て、アクションを起こせます。また、Modeの広範な可視化ライブラリを使用すると、ビジネスユーザーやデータチームは、Liveboardを構築しながらデータを可視化し、インサイトを伝える方法が広がります。
インサイトを普及させる
最先端の組織は、チームが日常的に使用するプロセスやツールにデータドリブンなインサイトを活かしたいと考えています。ModeとThoughtSpotの利用で、このようなアナリティクスエクスペリエンスを自分たちが使用しているアプリケーションに埋め込んだり、まったく新しいデータアプリケーションを構築できます。顧客は、ModeがThoughtSpotにもたらした新しい機能をSlack、Google Sheets、Excel、Microsoft Teamsなどの生産性ツールに拡張したり、ThoughtSpot Everywhereで製品やアプリケーションに直接埋め込めます。また、ThoughtSpot Monitor for Mobileを利用すれば、ビジネスユーザーは意思決定を行う場所でのインサイト入手が可能です。
Modeの買収によって、エコシステム全体のパートナーには自分たちが支援するデータチームに価値を提供する新たな方法が生まれます。パートナーがSQLを使用してセルフサービスアナリティクス機能やユースケースを迅速に構築し、これを顧客にすばやくデプロイすると、顧客は他のソリューションの10倍の速さでインサイトを獲得できます。
トップの言葉
「現実から目をそらしている人を除いて、どんな組織のどんなリーダーも、生成AIを活用してすばやく行動し、パーソナライズされた個別のエクスペリエンスを顧客に届ける方法を考える必要性を認識しています。それができなければ、敗北を認めるに等しいからです。」と、ThoughtSpotのCEOであるSudheesh Nairは語っています。「あまりにも長くの間、データチームはTableauなどの旧世代の古いデータ可視化ツールが原因で、ダッシュボードを延々と調整し、更新する羽目に陥っていました。今回の買収で、データをすばやく効率的にインサイトに変え、それをアクションに移すのに必要なツールをデータチームとビジネスユーザーの両方に提供できるようになりました。”ビジネスユーザーのためにコードフリーを実現したい” ”アナリティクスエンジニアのためにコードファーストを導入したい”など、その要望が何であれ、モダンデータスタックへの投資を最大限に活用したいなら、今こそビジネスインテリジェンスを再考すべきです。自分がそうしなければ、競合他社がするでしょう。」
「今日はModeにとってだけでなく、モダンデータスタックにとっても刺激的な新たな章の始まりです。これまで、モダンデータスタックには、本当の意味での最新ビジネスインテリジェンスプラットフォームが大きく欠けていましたが、それも今日までです。ThoughtSpotの一員として、私たちはデータチームがビジネスにより大きな影響を与え、AIを利用した信頼性の高いインサイトを所属組織に提供できるように支援してまいります。」と、ModeのCEOであるGaurav Rewariは述べています。「私たちは共に、信頼性が高く統制された共通のプラットフォームでデータチームとビジネスユーザーを結びつけます。モダンデータ環境の進化するニーズを満すそのプラットフォームでは、データチームはありきたりの業務から解放され、ビジネスユーザーは自由に探索できるのです。」
「Modeでは、データアナリストの支援を常に重視し、その日常的なワークフローを妨げるフラストレーションを取り除こうと懸命に努めてきました。統合されたコードファーストエクスペリエンスをデータチームに提供したことで、お客様はこれまでよりもさらにすばやく行動し、さらに多くの価値をデータに見いだせるようになりました。しかし、ビジネスユーザーは、同じような能力や柔軟性でデータを探索できていません。だからこそ、私たちはThoughtSpotと力を合わせているのです。」と、Modeの創立者であり、CTOのBenn Stancilは語っています。「私たちは一体となり、お客様のデータチームがすでに行っている作業を加速するだけでなく、その影響を増大できるよう支援を続けてまいります。ModeとThoughtSpotの自然言語検索と業界をリードする生成AI能力の組み合わせで、データチームはダッシュボードの作成にとどまらず、生成AI革命を取り仕切り、この強力なテクノロジーの導入を安全で信頼性が高く、統制されたセキュアな方法で導けるようになります。」
Modeの買収は、Mode社株主の承認など、慣習的な取引完了条件の充足を条件としており、2023年後半に完了する予定です。
ThoughtSpotについて
ThoughtSpotはAIを活用したアナリティクス企業で、最も使いやすい分析プラットフォームによるファクトドリブンな世界の実現をミッションとして掲げています。ThoughtSpotを使用すると、大規模言語モデルを搭載した自然言語検索を利用して、誰もが自信を持ってデータに関する質問を行い、回答を入手できます。ThoughtSpotでは、主要なクラウドプラットフォームの種類にかかわらず、全社員がライブデータに制限なくアクセスし、きめ細かく実践的でパーソナライズされたインサイトの簡単な創出・やり取りが可能です。顧客は、ThoughtSpotのウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションを利用して、場所や時間にかかわらず、意思決定を全社的に強化できます。開発者が使いやすいThoughtSpotのローコードプラットフォーム、ThoughtSpot Everywhereでは、AIを活用したアナリティクスを製品やサービスに埋め込み、データの収益化やユーザーの定着を図れます。T-Mobile、BT、Snowflake、Exxon、Daimler、Medtronic、Hulu、Royal Bank of Canada、Nasdaq、OpenTable、Huel、Nationwide Building Societyなどの組織が、従業員や顧客によるデータの活用に変革をもたらすために、ThoughtSpotを利用しています。ThoughtSpotを是非お試しください。
Modeについて
Modeは最新のビジネスインテリジェンス(BI)プラットフォームであり、モダンデータチームの仕事を中心に構築された初のソリューションです。Modeは、データからインサイトへのつながりを明確にし、組織のあらゆる機能で行われる意思決定を次のレベルへと引き上げます。統合インテリジェンスレイヤーであるModeは、モダンデータスタックの投資利益率を最大化し、あらゆる分野や段階の主要企業のためにデータを競争上の優位性へと変えます。データリーダーはModeを使用して、効率的でインパクトのある分析を促進し、真の意味でのセルフサービスでデータの成熟度を引き上げています。
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