[米国リリース抄訳] ※当資料は、2023年3月9日に弊社米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。
カリフォルニア州マウンテンビュー – 2023年3月9日 - AIを活用したアナリティクス企業のThoughtSpotは、本日、 OpenAIの主要な大規模言語モデル(LLM)であるGPT-3を統合し、人工知能でアナリティクスのアクセス、信頼性、スケーラビリティを強化すると発表しました。この一環として、GPT-3などのLLMをThoughtSpotの特許取得済み検索技術と組み合わせた新しい検索体験、ThoughtSpot Sageの提供を開始します。今回の提供で、従業員はそのスキルにかかわらず、アナリティクスを最大規模の複雑なデータも自信を持って使用してビジネスに関する質問をし、正確なインサイトを見つけ、行動を起こせるようになります。現在プレビュー段階のThoughtSpot Sageは、現時点でGTP-3に対応しており、今後は対応LLMを増やす予定です。
ThoughtSpot Sageの発表で、ThoughtSpotは高度な自然言語処理(NLP)と生成AIによってアナリティクスを新たな次元へと引き上げます。これにより、ビジネスユーザーは独力でインサイトを得られるようになるため、データチームは煩雑なレポート依頼の管理から解放され、組織全体での影響力を飛躍的に高められます。
ThoughtSpot Sageの具体的な用途は以下の通りです。
情報創造の新たな時代に拍車をかける
GPT-3などの大規模言語モデルは、企業がデータをインサイトに変えて行動を促進するという点で、新たな機会を作り出しました。あらゆる業界の組織は、競争に勝ち、顧客を喜ばせ、長期にわたって持続可能な企業を作る上で、事業の展開にデータを利用する価値を知っています。このような取り組みには、これまでは複雑なスキルを身につけたデータの専門家チームが、あらかじめ収集して明確にまとめたインサイトを意思決定者に噛み砕いて説明しなければなりませんでした。
ThoughtSpotは、このような問題を解決するインターフェイスとして、AIを活用した自然言語検索を用いた第一人者です。創業からこれまでの10年間、誰もがキーワードを使用して正確で役に立つデータドリブンなインサイトを入手・作成し、意思決定を強化できるようにイノベーションを追求し続けてきました。そのプラットフォームには、場所を問わず大規模に、自然言語クエリをSQLに変換する新たな機能を取り入れ続け、データをスプロール化(無秩序な拡大)することなく、これまでになかった方法でのデータ検索を可能にしています。
GPT-3は検索の新たな時代を開き、このプロセスにおける人間と機械の関係を再定義しています。検索はもはや、単なる情報収集手段ではありません。簡単な自然言語を数語入力するだけで、ユーザーはLLMを使用して、以前は存在しなかったコンテンツや情報を作成できます。
とはいえ、新しいデータインサイトやアナリティクスコンテンツに関しては、この技術は行き詰まっています。GPT-3などのLLMは、複雑なデータや複数のファクトテーブルのデータを処理できず、ビジネスロジックが欠如しており、クラウドデータプラットフォームでのデータの取扱いに問題を抱えています。これが不正確なインサイトに結びつき、間違った意思決定、リスクの発生、エンドユーザーの信用失墜を招いています。
ThoughtSpot Sageでは、顧客がLLMの自然言語だけでなく、ThoughtSpotが持つ能力を活用できます。それは、極めて複雑なデータを所有する世界最大級の組織にも、検索を利用したアナリティクスのリーダーはThoughtSpotだと認めさせる能力です。アナリストをはじめとするデータ専門職は、再利用可能な検索データモデルをすぐに構築し、それがガードレールとなって、エンドユーザーは自然言語を使用して安全に検索できます。これにより、実際のビジネス環境で、実際のビジネスデータを使用したアナリティクスにLLMの力を活用できるようになります。さらに、ビジネスユーザーは自然言語を使用して、所属組織にある分析コンテンツのすべてを検索し、既に作成されていた回答を見つけたり、新たなインサイトを創出できます。また、ThoughtSpot Sageでは、機械が説明を作成するので、ビジネスユーザーやその同僚がインサイトを確実に理解できます。従って、企業はそのプロセスで正確性、信頼性、ガバナンス、セキュリティを損なうことなく、極めて直感的で信頼できるAI搭載アナリティクスをあらゆる種類のユーザーに届けられます。
「私たちは、企業として、アナリティクスの次のリーダーを定義するのは何かに関して3つの戦略的な賭けをしました。1つ目は、ビジネスユーザーはパーソナライズされた有益なインサイトをデータに求めるということ。2つ目は、データがクラウドに移行すると、お客様は具体的なユースケースに最適なツールを柔軟かつ自由に選びたいということ。3つ目は、アナリティクスの次のリーダーになる鍵はユーザーエクスペリエンスだということです。」と、ThoughtSpotの最高開発責任者であるSumeet Aroraは述べています。「これらの賭けが差別化製品を実現する上で正しかったことは、お客様が証明してくださいましたが、GPT-3などのLLMにより、1つひとつの賭けはさらに重要性を増しました。賭けによって、弊社が注力していた各分野の価値がさらに高まり、この10年のデータ可視化ツールがパラダイムを転換するテクノロジーに適合していないことが浮き彫りになりました。大規模言語モデルは、これまでになく簡単なデータとのやり取りや対話を期待させてくれますが、それを信頼性が高く実践的な方法で行うには、弊社が10年かけて築き上げたようなアナリティクスプラットフォームが必要です。弊社は、お客様、パートナーの皆様、そしてクラウドエコシステム全体のアナリティクスに関して、有意義、正確、そして実践的な対話を約束します。」
「現在、市場では軽量ChatGPTの組み込みが大量に行われています。ThoughtSpotの仕事が際立っているのは、デモが優れているだけではないからです。」と、TreeHive Strategy社のプリンシパル、Donald Farmer氏は語っています。「アーキテクチャやユーザーエクスペリエンスへのLLM実装を入念に検討しているだけでなく、このような機能を提供し、安全性を確保し、管理するためにITが知っておくべきことまで考慮に入れているのです。もちろん、優れたデモや機能を多くの人が喜んで使用するでしょう。でも、主要なアナリティクスプラットフォームに組み込まれたLLMを企業が本格的に導入するのはこれが初めてです。」
歴史的成長の年を締めくくる
ThoughtSpot Sageの提供開始は、ThoughtSpotのクラウド変革を完了し、記録的な成長を遂げた1年後に行われました。企業がデータを利用した事業展開を目指す中、ThoughtSpotの中核的なアナリティクス製品と、埋め込みアナリティクスソリューションのThoughtSpot Everywhereは大幅な成長を遂げました。
以下はその例です。
GPT-3を統合したSageは、現在、プライベートプレビュー段階です。詳細はこちらをご覧ください。または、無償でThoughtSpotをお試しください。
ThoughtSpotについて
ThoughtSpotはAIを活用したアナリティクス企業で、最も使いやすい分析プラットフォームによるファクトドリブンな世界の実現をミッションとして掲げています。ThoughtSpotを使用すると、大規模言語モデルを搭載した自然言語検索を利用して、誰もが自信を持ってデータに関する質問を行い、回答を入手できます。ThoughtSpotでは、主要なクラウドプラットフォームの種類にかかわらず、全社員がライブデータに制限なくアクセスし、きめ細かく実践的でパーソナライズされたインサイトの簡単な創出・やり取りが可能です。顧客は、ThoughtSpotのウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションを利用して、場所や時間にかかわらず、意思決定を全社的に強化できます。開発者が使いやすいThoughtSpotのローコードプラットフォーム、ThoughtSpot Everywhereでは、AIを活用したアナリティクスを製品やサービスに埋め込み、データの収益化やユーザーの定着を図れます。T-Mobile、BT、Snowflake、HubSpot、Exxon、Daimler、Medtronic、Hulu、Royal Bank of Canada、Nasdaq、OpenTable、Huel、Nationwide Building Societyなどの組織が、従業員や顧客によるデータの活用に変革をもたらすために、ThoughtSpotを利用しています。ThoughtSpotを是非お試しください。
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