ThoughtSpot、新たな資金調達で評価額42億ドルを達成し、モダンアナリティクスクラウドを促進

クラウド製品の大幅な成長を受け、新たに1億ドルを調達してイノベーションを加速し、M&Aの機会を開き、モダンアナリティクスクラウドを全世界の企業へ届ける

[米国リリース抄訳] ※当資料は、2021年11月15日に弊社米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。

カリフォルニア州サニーベール — 2021年11月15日 —  モダンアナリティクスクラウド企業のThoughtSpotは、本日、シリーズFで1億ドルを調達し、評価額が前回の2倍以上となる42億ドルに達したと発表しました。これにより、累計調達額は6億7400万ドルとなります。今回のラウンドは、新規投資家のMarch Capitalが先導し、既存投資家のLightspeed Ventures、Snowflake Ventures、Khosla Ventures, Fidelity、Capital One Ventures、General Catalyst、Sapphire Ventures、GICが参加しました。

新たな成長ベクトルを視野に入れ、デベロッパーとデータプロフェッショナル向けの機能に注力するThoughtSpotは、ライブアナリティクスを世界中の顧客に届けるツールとして、ThoughtSpot Data Workspaceの提供開始も発表しました。

クラウドの恩恵を享受する

今回の資金調達は、2億4800万ドルを調達して評価額を19億5000万ドルとした前回のシリーズEから2年後のラウンドとなりました。以来、ThoughtSpotは順調に成長し、今回の調達ラウンド前の預金残高は2億ドルを超えています。2020年、クラウドファースト企業への転換という戦略的決断を下したThoughtSpotは、同年秋に初のSaaS製品の提供を開始すると同時に、モダンデータスタックのためのシンプルでオープン、プログラム可能な消費レイヤーである、モダンアナリティクスクラウドを発表しました。以降、企業がデータをクラウドに移行し、データスタック全体のプラットフォームを再構築するなど、アナリティクスのエコシステムは大きなシフトを遂げてきました。このモダンデータスタックは、企業の評価額を何兆ドルも押し上げ、その過程で数十億ドル規模の事業を作り上げています。

クラウドの新たな機能が登場する中、ThoughtSpotはこのまったく新しいデータスタックに最適な消費レイヤーとして認識されるようになりました。さらに、Snowflake、Databricks、Amazon Web Services、Microsoft Azure、GoogleBigQuery、DataRobot、dbt Labs、Dremio、Starburstなどの主要プレイヤーとの統合や提携を発表し、モダンデータスタックの至る所で存在感を示すようになりました。ThoughtSpotのライブアナリティクスを利用すると、クラウドエコシステムで起こっているイノベーションを全従業員が直感的かつインタラクティブに活用できます。

「ThoughtSpotの登場以前は、クラウドデータを手軽に活用する方法がありませんでした。」と、ユニリーバ社の顧客開発アナリティクス シニアマネージャーを務めるVivek Malhotra氏は語っています。「現在、弊社の財務チームは、行動に結びつくインサイトを必要な規模とスピードですぐに得ることができています。」

結果として、世界中の多くの組織がThoughtSpotを導入するようになり、大幅な成長を後押ししました。以下はその一例です。

• 2020年、クラウド製品の年間経常収益が250％増加
• クラウド製品は、現在、ThoughtSpotの年間経常収益の半分以上を占める
• 2020年、新規顧客の85%がクラウド製品を購入、この4分の1は10万ドル単位の取引

ThoughtSpotが顧客にもたらすイノベーションと価値は、業界でも認識されています。以下はその受賞例です。

• Forbes Cloud 100を4年連続受賞
• Fast CompanyのBest Workplaces for Innovatorsに選出
• Gartner Peer Insightの顧客が選ぶアナリティクスおよびビジネスインテリジェンスプラットフォームに選出
• TrustRadiusのビジネスインテリジェンス部門で2021年最優秀ユーザビリティ賞を受賞
• 2021年度SaaS Awardsのビジネスインテリジェンスとアナリティクス部門最優秀SaaS製品受賞

次の成長の波を加速

今回の調達資金は、モダンデータスタック全体を支える役割を担うアナリスト、データエンジニア、デベロッパーを対象とした新たな2つの成長ベクトルの加速に充てられます。今日のデータ専門家は、データモデルを生成し、新たなプロジェクトを速やかに開始し、最終的にはビジネスの前線に立つユーザーのセルフサービスを実現するツールを求めています。 

昨年5月に提供を開始したThoughtSpotのデベロッパー向けプラットフォーム、ThoughtSpot Everywhereは、アナリティクスを既存のアプリケーションに埋め込み、簡単で使いやすいAPIを使用して、ThoughtSpotのクラウドサービス各種を利用できるようにしました。以来、企業があらゆる業務アプリケーションでアナリティクスを利用しようと試みる中、ThoughtSpot Everywhereは前四半期比100%以上の安定成長を見せています。新たな資金は、営業、マーケティング、SaaS企業やクラウドプラットフォーム企業との提携などのGTM戦略の促進に使用されます。

第２に、企業は新たなユースケースだけでなく、価値を実感するまでの時間を短縮する方法をアナリティクスに求めています。これにより、多くの組織には、アナリティクスエンジニアという新たな役割が誕生しました。アナリティクスエンジニアは、ユーザーの経歴やスキルを問わず、アナリティクスをすばやく大規模に行えるシステムの設計を任されています。本日発表されたThoughtSpot Data WorkshopとSpotAppsで、ThoughtSpotは新たな能力をアナリティクスエンジニアにもたらすことになります。今回の資金は、このような製品のGMT戦略にも充てられます。

トップの言葉

「CEOにとって最も難しく、最もやりがいがあるのは、顧客のニーズの変化を先んじて見極められるように企業を支援することです。これこそまさに、ThoughtSpotが昨年、クラウド企業として急速に成長しながら成し遂げてきたことです。」と、ThoughtSpotのCEO、Sudheesh Nairは述べています。「お客様は、データを利用して事業を展開しながら、”平均値の暴政”から脱却するために弊社を利用しています。今回の資金調達は、弊社がお客様と一緒に行っている仕事の価値の高さを示しています。」

「創業当時から、ThoughtSpotは”ファクトドリブンな世界を作る”という1つのミッションに専心してきました。弊社のクラウド製品の成長は私たちの期待を超え、ミッションの達成に向けて加速しています。」と、ThoughtSpotの共同創業者・エグゼクティブチェアマンのAjeet Singhは語っています。「Cloud AcademyやFrontifyなどのクラウドネイティブ企業でも、T-Mobileなどの大企業でも、モダンアナリティクスクラウドでデータチームの生産性が向上し、データドリブンな事業が展開されていることを嬉しく思います。」

「ThoughtSpotが急速に成長するクラウドアナリティクス市場を支配し続ける中、このような世界クラスの企業を支援できて喜ばしく思います。」と、March Capitalの共同創立者であり、マネージングパートナーを務めるJames Montgomery氏は述べています。「ThoughtSpotの画期的なクラウドネイティブプラットフォームでは、成長著しい新興企業から世界的な大企業に至るまで、大量の収集データから価値あるインサイトを簡単に引き出し、スマートな意思決定を行えます。運用や業界に関する弊社の豊富な専門知識を活かし、ThoughtSpotがこの重要な分野で数十億規模のリーダーとなるお手伝いができれば光栄です。」

ThoughtSpotについて

モダンアナリティクスクラウド企業であるThoughtSpotは、最も使いやすいアナリティクスプラットフォームによるファクトドリブンな世界の実現をミッションとして掲げています。ThoughtSpotを使用すると、誰もが検索とAIを利用してデータからインサイトを入手し、クラウドデータエコシステムによる最先端のイノベーションを活用できます。企業は、最新のデータスタックの能力を全社的に利用し、データの価値をパートナーや顧客に届け、業務プロセス全体を自動化できます。顧客は、ThoughtSpotのWebおよびモバイルアプリケーションを利用して、全従業員の意思決定を改善できます。ThoughtSpotの開発者向けプラットフォームを利用すれば、コンシューマーグレードのアナリティクス機能をSaaS製品に埋め込むことも、全く新しい対話型のデータアプリを構築することも可能です。Walmart、BT、Daimler、Medtronic、Hulu、Royal Bank of Canada、Nasdaq、OpenTable、Workato、Nationwide Building Societyなどの企業が、従業員や顧客によるデータの活用方法を変革するために、ThoughtSpotを利用しています。詳細については、www.thoughtspot.com/jpをご参照ください。